個人社会主義革命万歳!!いや、おめでたい君たち
死刑廃止に値する、生きて償う刑罰は今の所思いつかないです。しかし罪を認め刑の執行まで悔いて謝罪して死んでくれなんて理想論が逆に死刑囚になる甘美な誘惑を醸しているように思えるのですよ。
死刑も無罪も法的解釈(学説もトンデモでもいいよ)が成立する、実も蓋も無い状況が有れば、そんな分の悪い立場から必死で逃げると思うのですよ。法治の限界≒死刑という程度が法にリアリティを与えると思うのです。
津山事件の犯人も戦後まで生きていれば徴兵されなかったことを幸運に思ったかもしれません。しかし土地によっては結核患者を出した家族の戦いは抗生物質が安価になっても綿々と続くのです。これも患者にとっては人治の限界≒死刑なのかもしれません。これら社会的死の理不尽さが、その時代の社会の輪郭なのでしょう。
と言っても何人殺しても、この輪郭は超えられません。生きて社会を脱することはできません。この辺が解脱だ宇宙と一体化とか言って社会の外の擬似社会を作るカルトより、死刑になりたい君たちは始末が悪いのです。
目を覚ましたアトムは何時か「死ぬ」のか?これはマンガなのでまあいいや。
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